てしまが整体師の道に入ったきっかけ

てしまが整体師の道に入ったきっかけ

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お客さんにありがとう、と言われてお金がもらえる仕事がしたかった。

私がなりたかった職業は、寿司屋の大将か釣船の船長でした。会社に入るのではなく、自分の手に職を持ち、しかもお客さんにありがとうと言われてお金がもらえる仕事がしたかった。そう中学生の時に漠然と思っていた。

高校の時、整骨院をやっている柔道の恩師にこう言われました。

「整骨院はいいぞお。ありがとうと言われてお金をもらえる、やりがいのある仕事だぞ」

ありがとうと言われてお金をもらえる、という一言が背中を押し、私は資格をとりました。

インターンで学んだ光と闇。

学生の時、インターンで整骨院で働きはじめました。実際の現場を経験をしながら整体について学んでいきます。

私はある整骨院と整体院の2つのお店に行き、そこで光と闇を経験します。

最初のお店は、東京にある私が師と仰いでいるお店です。師匠もお店も健在です。

私の師匠は、だいたいその場で結果を出していました。その場で結果が出ると、患者さんはぱっと笑顔になる、そういう光景をたくさん見てきました。

私はこのお店でのインターンでの経験からこれを私の人生の仕事にしようと決めました。

インターンで働いた2店目のお店は、反面教師のようなお店でした。

次回も来店してもらうように施術するように、と言われたのです。ようするに、その場で結果を出して問題解決をしてしまうと、次回患者さんはその整骨院に来る必要がありません。

整体院としては、何回も来てもらう方がもうかる、とその整体院のオーナーは考えたわけです。

その当時のその整骨院のあるエリアには他にお店がありませんでした。だから成り立っていたのかもしれません。今はそのお店は廃れているようです。

師匠のようにその場で患者さんの笑顔が見たい

私が目指したのは、東京の師匠のような整体師です。その場で結果を出して、その場で笑顔を見る、それが私の目標となりました。

だから、私にとって一回一回の施術が真剣勝負なのです。なかには症状が手強いケースもあります。どうしたら良いか考えに考えることもあります。

また、私は整体という技術にとらわれず、患者さんに良い結果を出すためだったら、どんなことでも貪欲に学んでいきたいと思っています。カイロプラクティックの理論や構造医学の理論、インドの果てにグルと呼ばれる特殊技術を持つ人にも会いにいったこともあります。

学生の時に会った東京の師匠の、「患者さんをその場で笑顔にさせる姿」を今でも追いかけています。

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