肩こりのストレッチ 前・横編

肩こりのストレッチ 前・横編

肩こりは、皆さんが「ここが痛い」「疲れた」「重たい」と訴えることが多いですが、ほとんどが複合型です。

そのため、YouTubeなどでストレッチを試しても良くならないことがあります。なぜ良くならないのかを、私なりに分かりやすく説明しようと思います。

目次

肩こりとは?

日本における肩こりの定義を調べたところ、Googleによれば、「首から肩にかけての筋肉が姿勢を保つために緊張し、血行が悪くなって重く感じる状態」を指します。


肩こりの主な要因

肩こりは以下のような原因が単独または複合的に作用することで起こります。

  • 筋疲労
    長時間の作業や姿勢維持により筋肉が疲労します。
  • 血行不良
    筋肉の緊張が血流を妨げ、疲労物質が蓄積します。
  • 末梢神経の傷害
    神経が圧迫されることで、痛みやしびれを伴うことがあります。

同じ姿勢を長時間保つことや、筋力低下も肩こりの原因です。


肩こりの3つのパターン

  • 前の肩こり
  • 横の肩こり
  • 後ろの肩こり(※特に問題)

後ろの肩こりが厄介な理由

筋肉の不均衡
肩こりの背後には「肩甲挙筋」という奥の筋肉が緊張する一方で、「僧帽筋」という表層の筋肉が伸びたまま固まる現象があります。奥の筋肉は縮み、外側の筋肉は伸びた状態で硬直してしまうため、誤ったエクササイズをすると逆効果になることもあります。

複合的な痛み
多くの人が抱える痛みの部位は、赤・青・緑・紫のラインで表される複数の筋肉が関わっています。これらが同時に痛むため、一つのエクササイズでは改善が難しいのが特徴です。

エクササイズ

  1. 首の位置を整える
    • 胸に手を置き、天井を向ける。
    • 顎を引いて首をまっすぐにする。
    • 無理のない範囲で行う。
  2. ストレッチ
    • 手を置き、皮膚を揺する。
    • リラックスさせることが重要。

このエクササイズを試してみてください。次の動画では背中のエクササイズも紹介します。

今日は以上です。手島でした。タイのバンコク、スクンビットソイ22のホリデーインバンコクホテル1階のリリューブクリニックからお届けしました。失礼いたします。


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